うおぉぉおおおいっ!

 何事もなかったらなかったでそのオチかぁぁ! もう止めた方がいいと思うんだ、絶対……!



 最近のうごうごの鯖他もろもろ(察して)が凹む一方なので、昨日見に行ったレッドクリフ2の感想でも書きます。
 レッドクリフは、武将のありえない強さを割り切って面白がれる(笑)人、またストーリーの筋を重視するのとは他に監督の意図を読むことができる人なら、最っ高に楽しめる作品なのではと思います。また、三国志ファンの95%を占めると思われる孔明ファンも、史実を重視する堅気なファンも、及第点に達するまでには楽しめると思います。いや、だからって全部が全部史実に則ってるわけじゃないんだけど。孔明が東風を呼ぶくだりでは、「演技」のような魔術的儀式を執り行ったのではなくて、もっと現実的な描写にはなっているんだけれど(ネタばれになるので具体的には言えない)、風向きが変わる時には孔明が扇で魔術っぽい仕草を見せる、というようなバランスのとり方になっている感じです。個人的にはこのバランスが好感持てました。
 映像が凄く綺麗、かつテーマが「信、義、愛」となっており、日本人向けにも相当楽しめる味付けとなっているなぁ、という印象です。音楽も美しいし、会話(字幕とか吹き替えとかでなく、生の中国語)の流れも美しいし、役者の表情も活き活きしてて見た目がとてもいい映画でした。衣装が素敵過ぎる! CGがちょっと大仰に思えるかもしれないけれど、それも上記の武将のありえないアクション(笑)と同じ要領で許容すればいいかと。美しいです。
 また、吉川英治三国志を読破した(でも内容は半分ほど失念した)者の視点では、「演技」も「三国志」も読み込んでる様子がびしびし伝わってきて、安心感持って見られます。女の子の見せ場が増えてるのと、蜀の三兄弟の見せ場がぼちぼち目減りしてる(笑)のと、が主な変更点と思われます。現代版と思えば楽しいです。
 オチも、あれはあれで監督の意図というものだろうからよしとします。本編が始まる前に出てくるジョン・ウー監督のメッセージは必見です。

 以下、個人の趣味:
 趙雲>周ゆ≧曹操>|越えられない壁|>孔明劉備姜維 という順番で好きな私にとっては、とっても美味しく頂けましたご馳走さまでした(≧人≦) 小喬美しす! 孫尚香かわいい! いいぞもっとやれ!
 周ゆ好きーの私にとっては、「演技」の周ゆと違ってイケメンかつ芸達者かつ頭いいのがとっても嬉しかったです。トニー・レオンが男前だったなぁ……! 日本でのウケもとってもいい孔明に金城を持ってきたのはまさに正解だったと思う。獅童も流石上手で、いい味出してました。
 また、趙雲の見せ場が、はっきり言って関羽張飛より俄然多かったのもご馳走さまでした(笑) 劉備の見せ場が少ないのは納得がいくとして(……)関羽張飛の見せ場まで少なくなってるのは笑ったよ! 逆に趙雲の見せ場が、パート1の長坂の戦いと言い、ジョン・ウーエディションで大幅に増えてて、 個 人 的 に は 実にウハウハものでした。フー・シュンのアクションの端々が力強さとスマートさを併せ持っていて、どこまでも格好良かったよ! ジョン・ウー監督も周ゆ・趙雲好きーと見た! いいぞもっとやれ!
 やっぱり趙雲かっこいいなぁ……! 確か、レッドクリフの他に趙雲が主役の映画があったと思うので、隙あらば借りてきて見たいです。
 あと、トニー・レオン剣舞やっているのを見て、思わずうごメモで再現したくなった(けど無理なのは火を見るより明らかな)のは秘密なんだぜ。

 ……あれ? 長くなっちゃった……w

追記:ああ、あと、曹操が悪役過ぎるのがちょっとショボンヌでした。まぁ、許容範囲内ではありますが。
 曹操はもっと、昨日の敵にも優しくて寛大なカリスマなんだよー……と叫んでみるテスト。聞く耳持たない人とはちと違うんだよー……と叫んでみるテスト。

 どう見ても長いですありがとうございました!