ウィリス、シュワちゃん、シュワちゃんの3本でお送りします!

 よし!
 今日こそ、週末〜週頭(なんてこった)に見た映画3本の感想を簡潔に書くぞ!
 ……簡潔に書くお!!!

ダイ・ハード4」
 久々のブルース・ウィリスでした。ナイスちょい悪デカ! 年季が増していよいよいい雰囲気ですな。流石かっこよす。
 シリーズ4ということで、4で桁違いにハチャメチャ度が向上していて笑いました。まさにタイトル通り、「よく死なないなぁブルース・ウィリス!www」と思わざるを得ない激し過ぎる演出に、シリーズの系譜を感じ取れてむしろけんじは安心したとか。ただ、1〜3の戦闘特化したかのようなツンツンしたあらすじとちょっと毛色が変わっていて、ブルースの息子世代の相棒との絆の描写が「おっ」と思った部分でした。この相棒の細かい演技にも注目!
 この描写が何となく、「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの迷宮」のマットを想起させてくれました。世代交代を感じて、ちょっとしんみり(´・ω・`)
 ストーリーは流石にまとめられていて、シリーズの年季を感じさせてくれました。シリーズお約束要素は上記の通り、しっかり抑えられているので、シリーズ1〜3が好きだった方も安心して見られると思います。しかし、ブルース・ウィリスよく動くなぁ本当よく動く……
 あと、女優の皆様が全体的にかっこよすぎる。

ターミネーター1〜2」
 たぶん、ターミネーター1は初めて見たなぁ。1は1984年、2は1991年のものだったんですね。すげぇ!
 公開年代から察するに、この時代によくこのクオリティの映画を作れたなぁ! これは話題に登ってシュワちゃんが一気に名を挙げるのもわかる気がします。「アンドロイドの設定のリアルな描写」「残虐な殺戮シーンのリアルな描写」は、客寄せのエンタテイメント要素として秀逸だし、作品全体を支えるストーリーの骨子、及び登場人物の心理描写もとんでもなくしっかりしてることにけんじは脳汁が出そうでした。
 特に、後者の群像劇のクオリティが半端ない! 2のサラ・コナー役のリンダ・ハミルトンの凄まじい演技はまさに必見。「未来に起こるべき脅威に立ち向かう」という、ちょっと間違えればただの安いヒロイック映画になりそうなシナリオを、超見事な群像劇で十分過ぎるほど支えていて、びっくりしました。最近の邦テレビドラマは本腰入れて見習えばいいと思うんだ!
 あと、驚ぇたのは、音楽の素晴らしさです。ターミネーターのBGMって、メロディアスなものがほっとんど使われてなくて、逆に感情を抑圧したかのような淡々とした曲調が、映画のリアリティに貢献しているのかも知れないと思いました。ちょっと物哀しさがあるんだよね、あのテーマ。
 ……というか、ジェームズ・キャメロンだったっけこのシリーズ監督! うわ、見逃してた!

以下個人的趣味:

「サラの息子のジョン・コナーが核戦争を生き延び、スカイネットとの戦争において人類を率いて勝利に導く」
 というシリーズ全体のコアとなる流れは、どう見ても「聖母の息子のメシアが最後の審判を経て、神に仇なす悪魔達との戦いにおいて人類を勝利に導く」という、聖書的な暗喩になるわけですが……メシアの名前がイエスじゃなくて「ジョン」である理由も、恐らく「プレスター・ジョン(西洋十字軍の時代に、イスラム勢力をノしてくれると信じられていた実在しない王様)」辺りから持ってきたと思われる。
 にしても、作中によく出てくるスラングと、2のサラを巡る精神病棟での応酬が一体何を表現したかったのか、ちょっと今の段階では謎いっす。預言者への迫害を意味してるのかな? ……憶測だからあてにならないよ!




追記:
 上記にちっとも関係ないけど、マナベの本名候補に「真鍋ずん市」「松本真鍋」があった。
 ……どの道、実在するフルネームにするつもりはなかったっていう。そして真鍋を名字にする気も半分なかったっていう……
 今思うと、「愛兵衛」にすればよかったなぁ、名前。